Aroma therapy
アロマセラピーとは、天然の植物から抽出されたエッセンシャルオイルを用いて、香りを吸い込んだり希釈して皮膚に塗布したりして心身の健康を促す療法のことです。
日本でも香薬といって焚香(ふんこう)料、香辛料、薬物の総称として使われており、有名なものとして正倉院の所蔵帳に記されている名香の蘭奢待(らんじゃたい)は有名です。この時代「香りと薬」は同じものとして扱われており他にも沈香・白檀・丁字・麝香などの香材料があります。
エッセンシャルオイルは、植物の花、葉、茎、果皮などから抽出された精油で、多くの植物には香り成分や生理活性成分が含まれています。
アロマセラピーの歴史は非常に古く、さまざまな文化や民族において香りの力を利用した療法が行われてきました。
その後、ガットフォッセの研究を基に、フランスの医師であるジャン・バルフィ(Jean Valnet)やマルグリット・モーリー(Marguerite Maury)などがアロマセラピーの研究を進め、精油の効能や使用方法について体系化しました。
現代のアロマセラピーでは、植物から抽出された精油を用いて、マッサージ、入浴、拡散、吸引などの方法で利用されます。
さまざまな精油があり、それぞれが異なる効果や特性を持っています。アロマセラピーは、ストレスの軽減、リラクゼーション、睡眠の改善、免疫システムの強化など、さまざまな効果が期待されています。
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